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沿革

リアル・ジャーニーズの歩みは、1954年、若かりしハッチンス夫妻がマナポウリ-ダウトフル・サウンド・ツーリスト・カンパニーという旅行者を秘境ダウトフル・サウンドへ案内する小さな会社を購入したことから始まります。当時は定期的な交通の便はなく、必要な物資は何百マイルも離れた場所から運ばなければなりませんでした。それでも、世界でも稀なあるがままの大自然のすばらしさを人々と分かち合いたいという夢を叶えるべく、2人は僻地で観光業を営みました。

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Les and Olive Hutchins

初期は困難の連続でした。その代表的なものは、マナポウリ発電所の建設計画とそれに対する反対運動です。当初の計画には、発電のためにテ・アナウ湖とマナポウリ湖の水位を上げることが含まれていました。フィヨルドランド国立公園の環境問題に特に思い入れのあったハッチンス夫妻は、同志と手を組んでこれに反対する運動を始めました。本業が成長するにつれて、夫妻は利益の一部を環境運動に投資するようになりました。その後も規模を拡大しながら資金援助は続けられ、長年にわたり数多くの環境保全プロジェクトを支えてきました。

1960年代半ば、夫妻はフィヨル��ランド・トラベル社を入手し、ミルフォード・トラック起点にアクセスするテ・アナウ湖の水上交通ツチボタル洞窟観光に進出し、同社のもとでダウトフル・サウンドへのツアーを再開しました。1969年にはワカティプ湖を航行する蒸気船TSSアーンスロー号を購入。修復が必要な状態でしたが、これをクィーンズタウンの拠点としました。 

1970年、世界でも名高いミルフォード・サウンドで観光クルーズを開始しました。それまでフィヨルド地方の観光業は政府の独占状態でしたが、民間の参入に初めて成功したのです。

その後30年以上の間に、リアル・ジャーニーズ(2002年にフィヨルドランドに限定されないブランドとして発足)はニュージーランド南部へのアクセスを改善するとともに、大自然の中で旅行者の皆様にすばらしい体験を満喫していただけるよ���、更なる拡充とパートナーシップの強化を進めてまいりました。

レズ・ハッチンスについて

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The early days

レズ・ハッチンスはフィヨルドランド国立公園の環境保全に生涯をかけた人物です。1973年に環境法に基づいて設置された「ガーディアンズ・オブ・ザ・レイクス」の初期委員に指名され、以後26年間にわたり政府に対する助言・報告を行いました。ニュージーランドからIUCN(国際自然保護連合)に加盟しているNZCAには12年間在籍し、ニュージーランド国立公園・環境保全基金の創設・支援にも寄与しました。環境問題と観光業への取り組みが認められ、レズは1988年には大英帝国四等勲位(OBE)、2002年にはニュージーランド・メリット勲位(DCNZM)に叙勲されました。

2003年12月19日、享年79才で逝去した後は、妻のオリーブと息子のブライアンが会社を継いでいます。また、ニュージーランド南部の自然に尽力した彼の活動は、レズリー・ハッチンス環境基金(1994年設立)として今も続いています。 

観光業においても、2011年、故人でありながらフェアファックス・メディアの選ぶ「NZビジネス界の殿堂」に入りました。